[ き ら め き ]

星降るあぜ道 座り込んで見つめた水面
揺れて光る輝石 掬うように手を伸ばした
それは いつか出会える 明日との約束

風が呼ぶままに 音を紡ぐ木々の影に
繋いだ手の白さが 灼きついた日
このままで このままで
ちいさな心に 秘めた強い願いは

いつかすべて 移ろいゆく 時の中
何も知らないで ただ失っていく
指先から零れた あの煌く欠片のよう
それでも もう一度 あの日
強くなった 僕が戻れるのなら
ひとつも 大切なものを 落とさないと誓えるよ

消えていくものも 今ここに在るものも
時に逆らえはしないだろうけれど
いつまでも いつまでも
この手に確かな 形は残らないけれど

いつかすべて 僕もすべて 時の中
あの日触れていた 欠片を取り戻す
生きていく日々の先 希望という光になって
いつか もう一度 僕の手に


( 2008.04.01 Tuesday )